2011/04/05

社内システムの開発状況

たまには具体的に社内で行っている開発業務の話をしたいと思います。

テスト運用フェーズに入っている新規社内システム。

町工場でも大企業並みの管理レベルを、というコンセプトで開発を行っています。



【開発環境】

開発に使用しているのは「Contexer」というソフトウェア。

これは法政大学デザイン工学部システム工学科の西岡靖之教授により開発されているデータ連携のツールです。


ソフト自体は現在開発進行中のものですが、AccessやFilemakerのいいとこどりをしたような特徴を持ちます。


弊社では次のようなメリットに好感を持ち、採用を決めました。
  • 複数データソースの連携、編集に強い
  • 設定項目がレベル分けされていて簡単な修正ならばユーザ側で編集が可能
  • 複雑な処理に関しても多岐にわたる設定項目の組み合わせでコーディング不要で対応可能

西岡先生は 製造業のデータモデリングやスケジューリングに関する研究をされている方で、社内で複数に分散したデータソースを統合するアドバイスも頂きました。



【開発の様子とContexerの機能】

1.Contexerの様々な処理機能 

実際に利用している様子を画像で紹介します。

下記は製品マスタの画面キャプチャです。

 開発中の製品マスタ画面
(データはテストデータです)


登録時に材料や顧客などの定型データはマスタ上から引いてこれる様子が画像の上半分で見て取れるかと思います。

また、登録中のデータの関連テーブルのデータを参照・編集することも簡単にでき、ここでは表示中の製品に対する製造工程のデータ編集を行うことができます。


画面中に図面表示があることにお気づきの方がいるかもしれません。

Contexerではバイナリのデータを高速に取り扱うことができるため、画像ファイルやPDF、CAD/CAMデータ、紙資料のキャプチャなどのファイル添付も簡単に行うことができます

この仕組みを使うと終了したオーダに現場で流れたメモ書きの入った図面キャプチャを添付して、テキストデータでは簡単に残せなかった記録の管理に応用するといったことが可能になります。

また、材料屋から紙でもらうミルシートの管理などにも適しているかと思います。

まあ、使い方はユーザのアイデア次第で、スキャナやストレージなどハードウェアとの組み合わせを行えば本当に色々なことができるようになるでしょう。


次に生産計画の画面を見てください。

実在庫数と受注データから生産計画を立てています


Contexerではクロス集計が可能で在庫数の管理などに用いれば、リピートがある製品の生産計画を立てることなどが可能です。

もちろん、売り上げ集計やどの材料をどれだけ使用している、といった集計など、多様な利用方法があるかと思います。


2.帳票出力に関して

次に帳票に関して。

Excelとの連携+VBAマクロで多様な処理にも対応できる帳票出力


ContexerではExcel連携の機能があり、由紀精密ではここから製造指示の帳票を出力しています。

Excelならではの機能として、元データから持ってきた数値を計算して値表示したり、設定によっては出力地をグラフ表示させて印刷することも可能でしょう。

また、VBAマクロとの組み合わせで印刷・保存・終了を自動化してしまえばExcelを利用していることを意識せずに帳票印刷ができます。



【運用環境】

DBはODBC接続可能なRDBやXML、CSVなどさまざまな形式のデータソースに対応しており、OSはWindowsのみの対応(要.NetFramework)となっております。

弊社ではDBにはオープンソースのMYSQLをWindowsサーバにインストールして、各現場にあるクライアントのXPやWindows7端末からアクセスして利用しています。

最小構成では一台での運用も可能ですので一度お試しになってはいかがでしょうか。



【問い合わせ先】

それで肝心の問い合わせ窓口がどこだったか…

失念してしまいました(!)のでご興味のある方は、由紀精密までお問い合わせいただければ開発の方に連絡をしてコンタクトを取るように手配します。






※自社帳票でのバーコード利用に関しては以前に記事化しています。下記をご参照ください。

   自分が作成した帳票でバーコードを利用する

0 件のコメント:

コメントを投稿