2013/10/03

展示会訪問:国際産業洗浄展2013


久々に展示会に行ってきました。


今回のテーマは部品洗浄。


担当者による洗浄品質のばらつきや、そもそも社内の洗浄工程が今後の顧客要求に応えられうるものなのかどうか、最新技術や業界動向を見て学んできました。





洗浄液に関して

大きく分けて3つ

  1. 有機溶剤系(塩素系、臭素系等)
  2. 炭化水素系

半導体など、本当にうるさいものに関しては3)の純水での洗浄になるが、排水の処理施設に対して洗浄機よりも大きな出費を伴う。

それに対して1)、2)が我々のような機械部品加工業に関して脱脂の要求を満たす一般的な洗浄方法となる。

1)の方が乾燥に関して万全であるが、含まれる物質から、一部の業界や企業からは敬遠される傾向がある。

ということで2)の選択肢が一番無難。

…という理解となりました。


また、水溶性の切削液を利用している場合に1)、2)の洗浄液で洗浄する際には事前に水を油等に完全に置換しておいた上で洗浄を行わないと洗浄液の白濁や洗浄後の製品のシミ残りの原因となるということが注意点となります。


洗浄機に関して

社内ではメガネスーパーの店先にあるような超音波洗浄機を利用しています。


これだけだとどうも奥に抜けていない袋穴や袋ねじの形状に対して、穴の奥まで洗浄がしきれていない事例が発生しがちです。


これに対して各メーカーの洗浄機は
  • 真空を引いたうえで超音波洗浄
  • 高温ミストの吹付
  • 試用した洗浄液の濾過蒸留での異物や汚れの除去

など行うことで処々の問題を解決しており、確かに「これだけやればよく洗浄できて、液が届きにくい形状に関しても洗浄ができる」という印象をもちました。


評価に関して

各メーカーにお願いすれば実際のワークを様々な条件で洗浄テストしてくれることがわかりました。


洗浄は形状をつくったり、測定したりする部分ではないので投資に関してはなかなか前向きになれないところではありがちです。


とはいえ、「付加価値」としての表面品質向上を考えると導入を検討してゆきたいものの一つとして評価を進めて行ければと考えているところです。



【参考】

環境庁Webサイト上の洗浄システムに関する資料