2016/07/01

Evernoteの価格改定騒動でフリーミアムモデルを思い出す

Evernoteの無料ユーザに対する端末数制限および有料ユーザの値上げについて結構話題になっていますね。

メディア、ユーザ等の反応



【フリーミアム?】

フリーミアムについて

フリーミアムは「フリー+プレミアム」の造語です。

言葉の定義に関してはWikipediaなどにも説明がありますのでそれらを参照していただければいいかと思います。


フリーミアムの構成

大勢の無料顧客と一部の優良顧客


そんなに新しい話か?(フリーミアムって言葉自体もそこまで新しくないけど…)

機能制限で無料で使え、課金することで機能追加できるという意味合いではシェアウェアなども同じようなものかもしれません。

ライセンス管理をネットワーク上で行うことができるようになることでクライアントライセンスからユーザライセンスになったことが大きな違いと思われます。

一方でこの違いにより利便性が飛躍的に向上したのは確かで、これらが別物のようにそれぞれ違う場所で論じられる理由となっていることが推測されます。

0円と1円の差

1円でも費用が発生することの心理的ハードルは意外と高いということが書籍「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」でも触れられていました。


結局儲かっていない? 何が問題だったのか?の想像


公式サイトでの説明には新たなEvernoteを開発するための投資にあてるような文言がありました。


では既存の価格体系の中で新規開発のための資金を得るための収益を考慮できていないビジネスモデルだったのかという疑問が生じます。
そこは考えていたはずで結局は想定よりも課金ユーザを集められなかったというのが現状かと思われます。


根本的な原因はユーザにとってEvernoteが他のサービスに埋もれてその他大勢化することで売上が上がらなかったために計画に沿った収益を上げられず、新規開発のための予算を確保できなかったというのが正確な表現ということかと思います。

Evernoteの業績低迷に関しては以下のような記事も出ています。

アトムは有料、ビットは無料~アトムとビットの差

フリーミアムに話を戻します。


フリーミアムの根拠となる要因は電子データは複製が容易であること、記憶媒体の大容量化・低価格化があるかと思います。


書籍中でもアトムは有料、ビットは無料のような表現がありました。


物理的な形状のあるモノの複製には相応のコストが発生するため、製造業にはフリーミアムのビジネスモデル適用は難しいということです。


一方で、アトム(もの)に対しても何も変わらないということはなく、「所有」からシェアなどの「サービス」へと利用形態が変わりつつあることは様々な場所で言及されています。


  


ものづくりへの教訓

これらの指摘のように、ものの利用形態が変わるにつれてものづくりのあり方も変わってゆかないといけないことは否定できない流れです。


プロダクトのシェア、生産設備の時間貸し、開発・製造コンサルなど成果物の周辺要素も提供できるものになってきました。


業種のボーダーがどんどんぼやけていって、ユーザの心をつかめるような組織がどんどん強くなるのではないでしょうか。


そういう組織に変換することが中小製造業の生き残る方法のうちの有力な一つの方法だと感じています。

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